中学受験直前一週間の過ごし方
中学受験まであと1週間になりました。
中学受験をする小学生にとっては、初めての受験。
直前期は何かと戸惑うことも多いと思います。
そこで、私の体験を元に直前期の過ごし方で疑問に感じられていることについて答えていきたいと思います。
目次
1 勉強編
1) 勉強のペースは落とすべきか?
たまに中学受験直前1週間前は、勉強のペースを落とすべきという声を聞きます。
しかし、勉強のペースは落としてはいけません。
むしろ、この時期こそ集中して追い込まなければいけません。
毎年、中学受験でも必ず直前の追い込みが功を奏して偏差値以上の学校に合格している例が出ています。
この直前期の努力が明暗を分けると肝に命じて、追い込みをかけましょう。
2) 中学受験一週間前に過去問はやるべきか?
中学受験一週間前に過去問はやるべきか?
過去問は多くの塾では12月までに完了させるように言われていると思います。
しかし、実際これを実行できている人はとても少ないです。
直前一週間前になっても過去5年分の過去問を完了させていない人もかなり多いと思います。
この場合は、過去問はやるべきでしょうか?
直前期に過去問をやると、できなかった時のショックが大きいからやるべきではないと言う人もいます。
しかし、試験場でショックを受けるよりは、直前一週間の期間にショックを受けておいた方が、まだましです。
試験前であれば、いくらでも対策ができるからです。
過去問は、最低でも過去3年分はこの時期を使って、完璧に仕上げましょう。
3) 理科、社会の暗記事項はどうするか?
直前一週間は、理科と社会の暗記事項の最終チェックもとても重要です。
塾のテキストや「ポケ出る」などこれまで使ってきた教材、暗記ツールで最終チェックをしましょう。
ソファやベッドに横になりながらでも構いませんので、暗記ツールをくるくる回しましょう。
2 生活編
1) 塾は通うべきか、休むべきか
極力、塾は直前一週間も通った方が良いです。
直前期には、塾の方でもモチベーションをあげるように導いてくれることが多く、また受験仲間と接することでやる気が出てくることも多いです。
できる限り、塾は休まずに行くようにしましょう。
2) 小学校は通うべきか、休むべきか
これはとても難しい問題です。
この時期は、インフルエンザや風邪が流行っていることもあり、感染予防のために学校を欠席するという方針のご家庭もあるようです。
しかし、私の考えでは、直前の1日を除いては、学校は休まない方が良いと思います。
その理由として、学校へ通うことによって規則正しい生活を送ることができるからです。
学校を休んでしまうと、どうしても朝起きるのが遅くなり、夜は夜更かししがちになります。
しかし、入試は基本的には朝から開始されます。
そのため、この直前期に生活リズム乱してしまうことは、得策ではないと考えます。
できる限り、学校は平常通り通うようにしましょう。
3) 食事は?
食事については、普段通りで構わないです。
直前一週間で、食事を変更する必要はありません。
強いて言えば、風邪予防のためビタミンCを多めにとる、例えば、りんご、いちご、バナナ、みかんなどをとると良いでしょう。
4) 睡眠時間は?
直前一週間は、睡眠時間を削ってまで勉強をという気にもなりがちです。
確かに、直前一週間は、できる限り勉強すべきです。
しかし、睡眠時間を削ってはいけません。
睡眠時間は、人によって適正時間に差がありますが、最低でも6時間、できれば8時間はとるようにしましょう。
5) ゲーム、テレビは?
入試直前一週間になっても、ゲーム、テレビがやめられないというケースもよく聞きます。
しかし、一週間前だけはテレビ、ゲームはやめましょう。
この一週間の勉強で、少なくとも今後の3年間が決まるのです。
一週間だけは、テレビ、ゲームは我慢しましょう。
ただし、どうしても、テレビ、ゲームがやめられないということであれば、一日1時間以内に抑えるようにしましょう。
3 スランプだなあと感じた時
中学受験の直前期に、スランプに陥ったと感じることも、多くの合格者が経験しています。
焦りのあまり勉強が手につかなくなったり、過去問をやっても何度も同じところで間違えたりしてしまったりして自信がなくなったりしてしまうことから、スランプに陥ったと感じてしまう時もあります。
スランプが最高潮に達したなあと感じた時は、思い切って一日だけ勉強から離れましょう。
おそらく、脳が疲れてしまっているのです。
ゆっくりと休養をとってみましょう。
ゆっくりと1日休養をとれば、脳も再び元気を取り戻すはずです。
4 まとめ
いよいよ中学受験まで残り1週間ですね。
わずか一週間ではなく、まだ一週間もあります。
これだけあれば、いくらでも追い込むことができます。
残り時間を有効に活用して、合格という栄冠を手にしましょう。