小学生には算数検定がおすすめ
英検、漢検は小学生の間にも浸透しつつありますが、算数検定はあまり知られていません。
しかし、この算数検定、小学生にはとてもおすすめなのです。
算数検定について紹介します。
目次
1 算数検定とは
算数検定とは、実用数学技能検定のうち6級から11級および、かず・かたち検定のことを言います。
なお、実用数学技能検定は、1級から11級および、かず・かたち検定まであります。
1級から5級までは、数学検定と言います。
2 算数検定のレベル
級 | レベル |
かず・かたち検定 | 幼児 |
11級 | 小学一年生程度 |
10級 | 小学二年生程度 |
9級 | 小学三年生程度 |
8級 | 小学四年生程度 |
7級 | 小学五年生程度 |
6級 | 小学六年生程度 |
なお、数学検定も同様に、5級が中1レベルから始まって、準1級が高3レベル、1級が大学レベルとなります。
3 算数検定がおすすめな3つの理由
1) 中学受験対策に最適
中学受験で一番重要な科目は言うまでもなく算数です。
そして、算数検定は中学受験の準備に最適です。
大手塾は小学4年生から、授業が本格的に開始することがほとんどですが、この小学4年生の授業開始までに小学6年生までの算数の基本事項を終わらせておくと、かなり有利です。
ですので、小学4年生になるまでに、算数検定6級の取得を目標にして、小学校の算数の基本事項をマスターすると良いでしょう。
2) 先取り学習に最適
中学受験を考えていない方には、算数検定、そして数学検定を目標にして、どんどん先取り学習をしておくと良いでしょう。
小学5年生で数学検定1級に合格したというニュースもありましたが、そこまでいかなくても、小学校を卒業するまでに数学検定の3級(中学3年生程度)の合格を目標にしましょう。
3) 論理的思考力が身につく
算数検定の問題は、とても考えられている問題です。
中学受験などでたまに見られるような奇問などはありません。
そして、この問題を解く過程でとても論理的思考力が養われます。
4 算数検定の勉強方法
1) 「親子ではじめよう 算数検定」で基礎力をつける
まずは、「親子ではじめよう 算数検定」で基礎力をつけましょう。
この「親子ではじめよう 算数検定」ですが、とてもよくまとめられており、基礎力が確実に身につく構成になっています。
2) 「実用数学技能検定過去問題集」で問題演習を行う
基礎力がついたら、問題演習を行います。
問題集は、「実用数学検定過去問題集」が良いです。
解説もとても詳しく、本番と同じ形式の解答用紙もついています。
間違えたところを3回繰り返せば、合格点を取れるでしょう。
5 算数検定の日程、試験時間、合格基準、申し込み方法
1) 算数検定の日程
個人受検は、毎年、概ね4月、6月、10月に実施されます。
団体受験の場合は、概ね毎月1回程度実施されます。
2) 算数検定の試験時間
11級から9級は40分間、8級から6級は50分です。
学校のテストとほぼ同じ時間なので、戸惑うことはないと思います。
3) 算数検定の合格基準
算数検定の合格基準は、概ね70%程度の正答です。
4) 算数検定の申し込み方法
個人受験の場合は、インターネット申込、書店申込、郵送申込、コンビニ申込があります。
団体受験の場合は、所属の団体にお問い合わせください。
6 まとめ
算数検定は、小学生にとってもオススメの検定試験です。
ぜひ、チャンレンジしてみてくださいね。