集中力を高めるには締め切り効果を利用することが最強
集中できない、集中力がないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
私も一時期、何をやっても集中が続かず、自分で自分を責めていることがありました。
集中力を高める方法を調べて、食事などを改善してみましたが、効果はありませんでした。
しかし、ある時、自分が集中できている時に共通していることがあることに気づいたのです。
そうです、「締め切り」が迫っている時には、必ず集中できるということに気づいたのです。
集中力を高める最強の方法は、締め切り効果をうまく利用することだということがわかりました。
どのように締め切りを効果を利用するかなど、紹介します。
目次
1 締め切り効果とは
「締め切り効果」とは、仕事や勉強などは、締め切りに直前に最も集中力を発揮できることを言います。
例えば、夏休みの宿題を8/31に集中して完了したということを経験したことがある方も多いと思います。
また、入学試験直前にやる気を出して驚異的な追い込みで合格できた、ということです。
おそらく、多くの方が、締め切り効果を体験したことがあると思います。
2 締め切りの設定方法
では、どのように締め切りを設定するかを紹介します。
1) なるべく短い時間の締め切りを設定する
締め切りを設定するといっても、一週間後が締め切りとか、明日が締め切りといったスパンの長いものでは、ほとんど締め切り効果はありません。
人間は、どうしても直前のことしか見えませんので、締め切りは当日中に設定しなければなりません。
2) 最適な締め切り時間
では、最適な締め切り時間とはどのくらいでしょうか。
私は、1時間が最適な締め切り時間だと思います。
集中して作業をすることができるのは、概ね1時間が限界です。
ですので、私は1時間を締め切り時間に設定しています。
ただ、これは、その人や実施していることによって多少は異なります。
人によっては、25分に設定している人もいますし、2時間に設定する人もいます。
状況に合わせて、適宜調整しましょう。
3) 時間以外の締め切りも設定する
時間以外の締め切りも有効です。
例えば、電車の中でとか電車が目的地に着くまでとか、朝出かける前まで、といったことです。
このシチュエーションは、時間以上に締め切り効果を発揮できることが多いです。
3 締め切り効果を最大限活用する方法
では、この締め切り効果を最大限活用するにはどうしたら良いでしょうか。
その方法を紹介します。
1) 毎日、いくつもの締め切りを設定する。
締め切りは時間単位で設定します。
そして、毎日いくつもの締め切りを設定します。
そうすることで、一日に実施できることが驚異的に増加します。
2) 完了したか判定できるように対象を明確化する
実施事項は、完了したかどうか判定できるようなものにします。
例えば、「〇〇を検討する。」だと、完了したかどうか判定することができません。
これでは、締め切り効果も期待できません。
この場合は、「〇〇を検討して、実行計画表を作成する。」ということであれば、完了したかどうか判定することができます。
対象をこのようにすると、何としてでも完了させようという力が働きますので、締め切り効果を発揮することができます。
3) 一番避けていることから先にやる
もう一つ重要なこととして、一番避けているものから先に実行するということがあります。
誰もが、やらなければならないことの中で、ついつい避けてしまい、後回しにしているものがあると思います。
しかし、この避けて後回しにしていることこそ、重要であることが多いのです。
そのため、一番避けているものを先に完了させて、より締め切り効果を上げていきましょう。
4 まとめ
集中力を高めるには、締め切り効果を利用することが最強の方法であることを紹介しました。
私も、このことに気づいてから、驚異的に集中力を発揮できるようになりました。
毎日毎日、いくつもの締め切りを設定して、集中力を高めていきましょう。