起業に向けてもやもやしていたので、創業セミナーを受講してみました。
銀座セカンドライフ株式会社の創業セミナーを受講しました。
主にシニアを対象にした創業セミナーでしたが、ためになることが多かったです。
主な学びを記します。
1 起業の動向、特徴
・2014年時点での開業率:4.5%
→これをもっと上げることが国の目標
・50代以上の起業家が約4割。セカンドライフの選択肢として起業。
・事業計画をきっちり策定してから起業して成功した人がいる。
・ゴルフスクールの起業の例。自分自身は教えられないので、動画をとって米国のプロに指導してもらう形式にした。
・初期投資は0-50万円と200-500万円というのが多い。初期投資はみな低額におさえている。
・起業スタイルは2つ ①人脈を活かす ②経験を活かす
・起業した直後はできるだけローリスクで行うことを考える。
・「ゆる起業5原則」
- 楽しいと思える
- やりがい、生きがいを感じる
- 得意分野
- 投資はできる限り抑え利益を追求しない
- 健康が一番
・女性の主な起業経緯
- 特技・資格を活かす
- 身近な社会問題を解決する
- 子育て経験を活かす
- 前職の経験を活かす
- ものづくり
2 起業するためのアイデアの発掘方法
・「やりたいこと」「できること」「お金を払ってもらえること」の3つが重なるところがよい。
・新しい商品サービスではなく、既存の商品サービスで起業するとよい。 ∵市場を作らなくてよい。
3 ビジネスプランをより具体化する
・ビジネスプランの組み立て方
- 事業内容を考える 例:新宿でイタリアンレストラン
- 事業環境を分析する 例:イタリアンレストランの市場規模を調べる。新宿にどのようなライバルがいるのかを調べる
- ターゲットを絞り込む。老若男女全てではなくできるだけ具体的に絞り込む。 例:40代サラリーマン。新宿勤務。子供2人。飲むのは会社帰りだけ
- 商品・サービスの内容を決定する。これが一番重要。SWOT分析は必須。 例:コース料理ではなくアラカルト中心 ここで、もう一度「1」にもどって何回か回す。
- 起業形態を検討する。個人事業主か法人(株式会社、合同会社、一般社団法人、一般財団法人、NPO法人。法人はほぼこの5つ。非営利法人でも利益を上げることは可能)
- 資金・収支計画を立てる。
・法人設立費用は株式会社より合同会社の方が安い。
・一般社団法人は検定試験などを行う場合によくとられる。
・NPO法人は地域密着型。
4 起業までの準備
・融資を受ける場合
- 政府系 日本政策金融公庫
- 民間 銀行、信用金庫、信用組合
・クラウドファンディングからの融資:どちらかというと小口資金
・クラウドファンディングのメリットは、ファンを作ることができる。投資してくれた人の多くはファン。
・助成金: 返済不要の資金調達。
・助成金の留意点
- 経費をかけた後に受け取る
- 全額支給されるわけではない(助成率は2/3以内等の定めあり)
- 申請には書類作成、審査あり
- 経費をかける前に申請する
- 申請期間は短いので準備しておくこと
・助成金情報を探すにはJ-Net21のサイトをみることやメルマガに登録すると良い。